憧れの芸術家
小ネタをひとつ。
★★★
昨日(5/30)、日経新聞の交遊抄というコラムを読もうとしたら、
ロックバンド、エレファントカシマシに「珍奇男」という渋い歌がある。
という出だしではないか。
思わず「おぉ~!!」と嬉しくなった。
今回は「名和晃平」さんという彫刻家の方が執筆されていたのだけど、読みすすめていくと、「藤崎了一」さんというこれまた彫刻家のかたの紹介として、「珍奇男」を引き合いに出してこられたのだ。
藤崎さんは「珍奇男」を連想させる人物らしい。
コラムの中でとても興味をそそられた文章がある。
常軌を逸する行動は芸術の世界では好意的に受け入れ
られることが多い。
ぶっ飛んだ感性と体力を持つ彼は私にとって「歩く彫刻」。
存在そのものがアートなのだ。
うーん素晴らしい。
★★★
このコラムを読んで考えた。
私が何故こんなにもエレカシが好きなのか。
もちろんそれは歌や声が好きというのもあるのだけど、宮本さんの才能やモノの考え方や、エキセントリックにも見える仕草ひとつにしても惹きつけられる魅力があるからだ。
ミュージシャンというよりも芸術家というくくりで憧れているのかもしれない。
この名和さん風に言えば、宮本さんの存在そのものが音楽=ロックだと改めて思った。
★★★
元々文学少女だったから、作家に対する憧れが強かった。
そして音楽好きな母の影響で常に音楽に接してきたのもあって、音楽家にも憧れた。
高校に入ると日本画を真剣に勉強している友人の影響で絵画に興味をもち、画家に憧れた。
やはり私は芸術家と呼ばれる人が好きらしい。
実は親戚筋に陶芸家(陶芸だけで生活しているので、恥ずかしながら陶芸家と言わせてもらうけど)がいるのだけど、この人もえらく「珍奇男」だ。
でもとっても人間があったかい。
そして洞察力がすごい。
やはり何かを1から作りだすというクリエイトな仕事についている人っていうのは当たり前だけど、「珍奇」な面を持っているんだよなぁ。
あと、これはプチ自慢(?)かもしれないけど、相方側の血筋には大正・昭和初期にそこそこ活躍された戯曲・文学の作家がいるのだ。
文学史にはいちおう名前が残っているので作家と言っていいだろう。
我が家はとても変わった苗字なので、私も元文学を勉強していた身(こんな稚拙な文章を書いているのにお恥ずかしい!)としては、結婚する前から気になっていたのだ。
現在100歳近くになる祖母に結婚後そのあたりを尋ねてみたところ、直系ではないらしいがやはりつながりがあるとのこと。
この事実を知った時は非常に嬉しかった。
元々武家出身だったらしいのだが、どのように枝分かれしていったのか、祖母も義父も死ぬまでには家系図を探って、研究してみると言っていた。
…と芸術家がらみで話がどんどん逸れてしまったが、このような背景があるだけに、私個人が芸術家といった職業に人一倍憧れがあるのだろう。
★★★
それから、このコラムの載っているページの下に、偶然にも岩波の「荷風全集」の広告が…。
これも何か宮本さんと荷風の縁を感じてしまう。
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